1on1で使うメンバーの数字 ― 詰めずに伸ばす見せ方

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この記事で扱う統計知識

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1on1で使うメンバーの数字 ― 詰めずに伸ばす見せ方

月例の1on1。

「今月、目標未達だね。なんで届かなかったの?」

そう切り出した瞬間、メンバーの表情が固くなった。

こちらは責めたつもりはない。でも「未達」という一点を突きつけると、どうしても詰問になる。

数字は同じでも、どの数字をどう見せるかで、1on1は詰める場にも伸ばす場にもなる。

いちこ

いちこ

同じ数字でも、見せ方で受け取り方が全然違いますね。
シュン

シュン

そうなんだ。平均と比べて「足りない」と見せると詰問になる。でも本人の推移やばらつきで見せると「伸びている/安定してきた」という対話になる。数字は裁くためでなく、次の一手を一緒に考えるために使うんだ。

「他人との比較」でなく「本人の推移」で見せる

チーム平均と比べると、下位のメンバーは毎回「足りない」になる。代わりに、本人の月次推移を時系列で見せると、成長や変化が主役になる。

  • 平均比較では「未達」でも、推移で見れば右肩上がり。
  • 直近3か月のばらつきが小さくなっていれば「安定してきた」と伝えられる。
  • 中央値と比べて立ち位置を共有し、次の一歩を一緒に決める。

注意

・平均との差だけを突きつけない ・本人の推移(時系列)を主役に ・数字は裁く道具でなく対話の材料

1on1での声かけ例

「先月より15万伸びてるね。この3か月、何を変えた?」

「ばらつきも小さくなってきた。やり方が安定してきた証拠だと思う。次は何を伸ばそうか?」

なぜ「代表値・ばらつき・推移」なのか

評価の基準は中央値(普通の実像)、安定感は標準偏差、成長は時系列で見る。3つを本人視点で組み合わせると、「他人より下」でなく「先月の自分より上」という前向きな対話になる。

いちこ

いちこ

比べる相手を「他人」から「過去の自分」に変えるんですね。
シュン

シュン

そう。それだけで1on1の空気が変わるよ。

生成AIとの対話例

プロンプト
あるメンバーの月次受注額(万円): 60, 55, 70, 80, 85, 95
1on1で前向きに対話したい。①直近のトレンド ②ばらつきの変化 ③ポジティブに伝える声かけ案 を出して。詰問にならない言い方で。

生成AIに渡せば10秒で計算できる。手計算は不要。

まとめ

ポイント

平均比較は詰問になりがち。 本人の推移・ばらつきで「伸び」を主役にする。

まとめ

・他人比較でなく本人の推移で見せる ・中央値で立ち位置、標準偏差で安定感 ・数字は対話と次の一手のために使う

評価の全体の順序は、課題ガイド「メンバーをどう評価するか」にまとめている。

いちこ

いちこ

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しゅん

この記事を書いた人

しゅん

BtoB営業歴10年以上。現在は事業部長として営業マネジメントに従事。統計とAIを営業に活かす実践知を発信しています。

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