統計グラフの読み方
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この記事で扱う統計知識
統計グラフの読み方 ― 同じデータでも、見せ方で伝わり方が変わる
1. この記事で学べること
いちこ
まとめ
・棒グラフ・円グラフ・積み上げグラフの向き不向きがわかる ・同じデータでもグラフの種類で伝わり方が変わることがわかる ・目的に合わせてグラフを選ぶ視点が身につく
2. エピローグ
スマホの「スクリーンタイム」を久しぶりに開いた。
先月のアプリ利用時間ランキングが表示されている。
- 1位:SNS
- 2位:動画
- 3位:ゲーム。
「へえ、SNSが1位か」 数字を眺めて、それだけで終わるところだった。
でも設定を変えると、同じデータが円グラフでも表示できることに気づいた。
円グラフにしてみると、SNSが全体の40%を占めていることが一目でわかった。 ランキング(数字の並び)を見ていたときより、「全体のうちどれくらいを占めているか」がずっと伝わってきた。
シュン
友人に、サークルの出席率アンケートの結果を共有することになった。
最初、結果を表にしてLINEで送った。 「見といて」とだけ添えて。
既読はついたが、反応がなかった。 数字の羅列だけでは、誰も読み込む気になれなかったのだろう。
思い直して、同じデータを棒グラフにして送り直した。
すぐに返信が来た。 「あ、3年生の出席率低いんだ」
同じデータなのに、見せ方を変えただけで、伝わり方がまったく違った。
- スクリーンタイムのランキングと円グラフ
- アンケート結果の表とグラフ
2つに共通しているのは、 「同じデータでも、グラフの種類によって伝わることが変わる」ということだ。
この「データに合わせてグラフを選ぶ」視点が、統計グラフを読み解く第一歩になる。
3. 統計グラフの読み方とは何か
統計グラフには、それぞれ向いている役割がある。
| グラフの種類 | 活用シーン |
|---|---|
| 棒グラフ | 項目ごとの「量の大小」を比較する。 「どれが一番多いか」を一目で伝えたいときに使う。 |
| 円グラフ | 全体に対する「割合」を伝える。 「全体のうち何%を占めるか」を伝えたいときに使う。 |
| 積み上げグラフ | 複数の「内訳」と「合計」を同時に見せる。 「全体の量」と「その中身」を両方伝えたいときに使う。 |
ポイント
グラフを選ぶときは、「何を伝えたいか」から逆算しよう。 数字の大小を比べたいのか、割合を伝えたいのか、内訳を見せたいのかで、適したグラフは変わる。
4. 図で見る
同じ「月別の問い合わせチャネル別件数」というデータを、3種類のグラフで見比べてみる。
棒グラフだと、「チャットが一番多い」ことが瞬時にわかる。
チャネルごとの量を比較したいときはこれが向いている。
積み上げグラフにすると、 月ごとの合計件数の推移と、その中でどのチャネルが伸びているかが同時にわかる。
チャットの伸びが全体の増加を牽引していることが見えてくる。
シュン
ここで2つのことを覚えておいてほしい。
① グラフの種類で「見えるもの」が変わる
同じデータでも、
- 棒グラフは「比較」
- 円グラフは「割合」
- 積み上げグラフは「内訳と合計」というように、見える情報が違う。
② 伝えたい相手・目的に合わせて選ぶ
社内会議で
- 「チャネルごとの改善優先度」を話したいなら棒グラフ
- 「全体予算の配分」を話したいなら円グラフ。 というように、目的から逆算してグラフを選ぶ。
注意
グラフの種類を誤ると、伝えたいことが正しく伝わらないだけでなく、誤解を招くこともある。 特に円グラフは項目数が多すぎると逆に読みにくくなるので注意しよう。
5. まとめ
まとめ
・棒グラフは「量の比較」、円グラフは「割合」、積み上げグラフは「内訳と合計」に向いている ・同じデータでも、グラフの種類によって伝わることが変わる ・グラフを選ぶときは「何を伝えたいか」から逆算する
いちこ
理解度をチェックしよう
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