チームトポロジー の書影

チームトポロジー

価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計

マシュー・スケルトン・マニュエル・パイス

担当範囲を広げるほど、どれも浅くなる。抱えられる範囲から組織を設計する論点を3つ紹介する。

✓お勧めする人

  • 担当範囲が広がりすぎている
  • 部門間の連携が曖昧
  • 組織の分け方を考える立場

−おすすめしない人

  • 開発に関わらない
  • 具体的な運用手順が欲しい

著者について

マシュー・スケルトン・マニュエル・パイス

開発組織設計のコンサルタント

経歴
ともに開発組織の設計支援を手がけてきた
実績
チームが抱えられる範囲とチーム間のやりとりの型から組織を設計する方法を示した

日本能率協会マネジメントセンター / 2021年12月

目的

担当業界を増やした。人も足りているはずだ。それなのに、どの業界も浅い理解のままになっている。

人数の問題ではなく、一人が抱えられる範囲を超えている。本書を読む目的は、その上限を前提に組織を設計することにある。

論点1 人数ではなく、抱えられる範囲で決める

担当範囲を広げる どれも中途半端にしか見られない 抱えられる範囲に収める 深く持てる範囲だけを持つ 人数ではなく、抱えられる範囲でチームの担当を決める 営業の担当業界を増やし続けると、同じことが起きる
1つのチームが抱えられる担当範囲には上限がある。

本書が設計の軸に置くのは、チームが頭に入れておける範囲だ。超えるとどれも中途半端にしか見られない。

営業でも同じことが起きる。担当業界を増やし続けると、どの業界の事情にも詳しくない状態になる。

いちこ

いちこ

人を増やせば解決しませんか。
シュン

シュン

人数を増やしても、一人が持つ範囲が広いままだと変わらないんだ。範囲のほうを狭めないとね。

論点2 「連携する」では曖昧

一緒にやる 期間を区切って並走する 立ち上げ期 常にこの形、ではなく期によって切り替える 任せて受け取る 仕様だけ決めて渡す 安定期 常にこの形、ではなく期によって切り替える 支援する 相手が自立できるまで助ける 移行期 常にこの形、ではなく期によって切り替える 「連携する」では曖昧。どの型かを決めておく 営業と開発の関係も、案件の段階で型が変わる
チーム間のやりとりを3つの型に分ける。
  • 一緒にやる … 期間を区切って並走する。立ち上げ期
  • 任せて受け取る … 仕様だけ決めて渡す。安定期
  • 支援する … 相手が自立できるまで助ける。移行期

常にこの形、ではなく期によって切り替える。営業と開発の関係も、案件の段階で型が変わる。

論点3 組織の形が、そのまま成果物の形になる

組織の分かれ方 3チームに分かれている できあがるものの形 3つに分かれた作りになる 組織の形は、作られるものの形としてそのまま出てくる 顧客体験が分断されているなら、組織が分断されている可能性がある 営業・CS・サポートの分け方も、顧客からはそのまま見えている
組織の分かれ方が、作られるものの分かれ方に現れる。

3チームに分かれていれば、できあがるものも3つに分かれた作りになる。

顧客体験が分断されているなら、組織が分断されている可能性がある。営業・CS・サポートの分け方も、顧客からはそのまま見えている。

いちこ

いちこ

社内の分け方は、お客様には関係ないと思っていました。
シュン

シュン

関係ないはずなんだけどね。たらい回しになる瞬間に、分け方がそのまま見えるんだ。

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