テリトリーが違う営業を公平に比べる方法
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この記事で扱う統計知識
テリトリーが違う営業を公平に比べる方法 ― 実額でなく相対位置で
昇進の枠は1つ。候補は2人。
九州担当のAさんは年間520万。東京担当のBさんは年間1,200万。
額だけ見ればBさんの圧勝だ。
でも、九州と東京では市場規模がまるで違う。
東京は平均900万が当たり前、九州は平均400万の市場。
同じ土俵で比べていないのに、実額だけで決めていいのか。
いちこ
シュン
市場の中での「相対的な強さ」で比べる
標準化(偏差値)を使うと、それぞれの市場の中での立ち位置に直して比較できる。平均を引き、その市場のばらつき(標準偏差)で割る。
- 九州:平均400万・標準偏差80万 → Aさん520万は偏差値65。
- 東京:平均900万・標準偏差300万 → Bさん1,200万は偏差値60。
- 実額はBが上でも、市場内での相対的な強さはAさんが上。
注意
・市場が違う実額は直接比べない ・標準化(偏差値)で土俵をそろえる ・難市場の健闘を取りこぼさない
会議での声かけ例
「実額だとBさんですが、市場規模が違います。各市場の中での偏差値で見ると、Aさん65・Bさん60で、Aさんの方が相対的に強いです。」
「規模の違うメンバーを並べるときは、偏差値か変動係数で土俵をそろえて議論しましょう。」
なぜ「標準化」なのか
標準化は「平均からどれだけ離れているか」を、その集団のばらつきを単位にして測る。これにより、平均もばらつきも違う市場同士でも、同じものさしで位置を比べられる。偏差値は標準化を見やすい数字(平均50・1SD=10)に直したものだ。
いちこ
シュン
生成AIとの対話例
2人の営業を公平に比べたい。 ・Aさん(九州): 実績520万。九州市場は平均400万・標準偏差80万 ・Bさん(東京): 実績1,200万。東京市場は平均900万・標準偏差300万 それぞれの標準得点(z)と偏差値を計算して、どちらが相対的に優秀か教えて。
生成AIに渡せば10秒で計算できる。手計算は不要。
まとめ
ポイント
標準化=平均を引いて標準偏差で割る。 市場が違う人も同じ土俵で比べられる。
まとめ
・市場が違う実額は比較にならない ・標準化(偏差値)で相対的な強さに直す ・規模差の補正には変動係数も有効
評価の全体の順序は、課題ガイド「メンバーをどう評価するか」にまとめている。
いちこ
- 標準化 ― 違う基準を同じ土俵で比べる
- 変動係数 ― 規模の違うばらつきを揃える
- 偏相関係数・みかけの相関 ― 第三の要因を差し引く
理解度をチェックしよう
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