インテントセールス の書影

インテントセールス

興味関心データを活用して売上を伸ばし続ける最先端モデル

小笠原羽恭

架電数は足りている。それでも当たらない。当てる順番を変えるための論点を3つ紹介する。

✓お勧めする人

  • 架電数は足りているのに当たらない
  • インサイドセールスを運用している
  • 当てる優先順位を決めたい

−おすすめしない人

  • 商談内の技術を学びたい
  • 既存顧客の深耕が中心

著者について

小笠原羽恭

Sales Marker 代表

経歴
検討の兆しを示すデータをもとに営業先を選ぶ手法を事業として手がける
実績
インテントデータを使った営業モデルを体系化した

翔泳社 / 2024年8月

目的

リストの上から順に当てている。件数は目標どおり。それでも商談にならない。

量の問題ではなく、当てる順番がランダムに近い。本書を読む目的は、検討の兆しから順番を組み替えることにある。

論点1 行動量を増やす前に、順番を変える

リストの上から当てる 検討中の1社に当たるまで、9社に空振りする 兆しのある相手から当てる 当てる母数そのものを絞る 同じ架電数でも、当たる確率が変わる 行動量を増やす前に、当てる順番を変える
リストの上から当てる場合と、兆しのある相手から当てる場合。

リスト順に当てると、検討中の1社に当たるまでに何社も空振りする。当てる母数そのものを絞ると、同じ架電数でも当たる確率が変わる。

件数KPIだけを見ていると、この違いは見えない。そのKPI、本当に成果につながるか に数字の見分け方がある。

いちこ

いちこ

絞ると、機会を逃しませんか。
シュン

シュン

逃すものもあるね。ただ全部に当てる時間は無いから、どこから当てるかは必ず決めてるんだ。順番を意識してないだけで。

論点2 兆しは、問い合わせの前に出ている

社内の動き 担当者の異動 / 組織改編の発表 外に出る情報 求人の職種が変わる / 中期計画の発表 こちらへの接触 資料の再ダウンロード / 複数人が同じページを見る 検討が始まった兆しは、問い合わせの前に出ている どれも無料で見られる。見ていないだけのことが多い
検討が始まっている兆しが現れる場所。

本書が挙げる兆しは、特別な情報源ではない。

  • 社内の動き … 担当者の異動、組織改編の発表
  • 外に出る情報 … 求人の職種が変わる、中期計画の発表
  • こちらへの接触 … 資料の再ダウンロード、複数人が同じページを見る

どれも無料で見られる。見ていないだけのことが多い。

論点3 問い合わせを待つと、比較表の1行になる

兆しが出る社内で検討要件が固まる問い合わせ ここで入ると、要件を作る側に回れる 比べられる前の区間 待っていると 比較表の1行になる 問い合わせが来た時点で、候補はほぼ絞られている インバウンドを待つ設計は、その前の区間を捨てていることになる
兆しの段階で入る場合と、問い合わせを待つ場合。

問い合わせが来た時点で、候補はほぼ絞られている。要件も固まっているので、比べられる側から始まる。

兆しの段階で入れれば、要件を作る側に回れる。インバウンドを待つ設計は、その前の区間を捨てていることになる。

直近で失注した10件について、最初の接触がどの段階だったかを分けてみる。問い合わせ起点ばかりなら、入る時期が遅い。
いちこ

いちこ

問い合わせが来てから動いていました。
シュン

シュン

それだと比べられる側だよね。来る前に気づけるかが勝負なんだ。

この本の限界と、次に読む本

著者が提供するサービスの考え方が下敷きになっており、ツール前提の記述がある。手作業でできる範囲に読み替える必要がある。入る時期の話は 営業の科学、大口の攻め方は ABM アカウントベースドマーケティング が隣に並ぶ。

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