営業成績、平均だけで評価すると危ない理由
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この記事で扱う統計知識
営業成績、平均だけで評価すると危ない理由 ― 多数派が割を食う罠
期末、メンバーの評価を決める時期になった。
チームの平均受注額は月120万。
「平均120万だから、120万を超えた人がA評価だな」と考えた。
でも名簿を見ると、120万を超えているのは9人中3人だけ。
残り6人は未達。チームの3分の2がC評価になってしまう。
よく見ると、1人だけ400万の大型案件を当てた月があり、それが平均を押し上げていた。
いちこ
シュン
「普通のメンバーの実像」で見る
評価の基準に向くのは、平均より中央値だ。中央値は外れ値に強く、「ちょうど真ん中のメンバーの成績」を表す。
- 平均120万は、1人の大型案件に引っ張られた数字。
- 中央値88万が「普通のメンバーが届く線」。
- 評価や目標は中央値を起点にすると、多数派が割を食わない。
注意
・平均は外れ値1つで跳ね上がる ・評価基準に平均を直で使わない ・中央値で「普通の実像」を見る
会議での声かけ例
「平均120万は大型案件1件で上がった数字です。普通のメンバーの線=中央値88万を基準に評価しませんか。」
「外れ値を出した人は別途“上振れ枠”で評価して、全体の基準とは分けましょう。」
なぜ「代表値の使い分け」なのか
平均・中央値・最頻値はどれも「代表値」だが、外れ値への強さが違う。受注額のように一部の大型案件で裾が伸びるデータは、平均が実態からズレる。中央値を併用して分布の形を踏まえるのが基本だ。
いちこ
シュン
生成AIとの対話例
チーム9人の今月の受注額(万円): 60, 72, 80, 85, 88, 95, 110, 130, 400 このデータの平均・中央値・最頻値を出して。評価基準として平均と中央値のどちらが妥当か、理由も添えて。
生成AIに渡せば10秒で計算できる。手計算は不要。
まとめ
ポイント
平均は外れ値に弱く、中央値は強い。 評価・目標は中央値=普通の実像を起点に。
まとめ
・平均だけの評価は多数派が割を食う ・中央値で普通のメンバーの線を見る ・外れ値は別枠で評価する
評価の全体の順序は、課題ガイド「メンバーをどう評価するか」にまとめている。
いちこ
- 平均・中央値・最頻値 ― 外れ値に強い代表値の選び方
- 分散・標準偏差 ― ばらつきも合わせて見る
- 四分位範囲・箱ひげ図 ― 分布の形を一目で見る
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