嫌われたくなくて言えない。自分で売るほうが早い。プレーヤーから頭を切り替えるための論点を3つ紹介する。
✓お勧めする人
- 初めてマネージャーになった
- 嫌われるのが怖くて言えない
- 自分が動きすぎている
−おすすめしない人
- 対話や関係づくりを深めたい
- 制度設計をしたい
著者について
安藤広大
識学 代表
- 経歴
- 組織内の認識のズレに着目した独自理論をもとに数千社へ指導
- 実績
- その理論を新任マネージャー向けに落とし込んだ
目的
言いにくいことは言えない。動かないメンバーには結局自分が入る。自分が一番売っている。
努力不足ではなく、プレーヤーの延長で仕事をしている。本書を読む目的は、マネージャーを別の職種として扱い直すことにある。
論点1 好かれようとすると、言うべきことが言えない
本書の立場は明快で、感情で動かすのをやめてルールで動かす、というものだ。
- 好かれて動かす … 動かない人に何も言えなくなり、真面目な人が損をする
- ルールで動かす … 何をいつまでに、を言葉で出して、できたかどうかで見る
冷たく見えるが、全員に同じ基準が当たるぶん結果として公平になる。言う側の気分にも左右されない。
いちこ
ルールで縛ると、やる気が下がりませんか。
シュン
下がる人もいるね。ただ基準がないほうが、頑張ってる人が報われないんだ。
論点2 自分の限界が、チームの限界になる
困ったら自分が入る。それが一番早い。だがそれを続けると自分の限界がチームの限界になる。
- 延長として … 自分が一番売る。困ったら自分が入る
- 別の職種として … 売れる状態をつくる。任せて、結果で見る
任せ方そのものは ハイアウトプット マネジメント のほうが具体的だ。
論点3 結果を確かめてから、過程に入る
「頑張っているから良い」で止めると、結果が出ない状態が続いても止められない。頑張りの量は比べられないので、不公平にもなる。
本書の順序は、できた・できていないを先に確かめ、できていないならやり方を一緒に見直す。過程を無視するのではなく、順番が後になる。
評価面談で「努力は認めている」と言ったあとに結論が続かないなら、順序が逆になっている可能性がある。
いちこ
努力を認めないのは、冷たく感じます。
シュン
認めるんだよ。ただ先に結果を見ないと、どう直せばいいか話せないんだ。
この本の限界と、次に読む本
断定が強く、感情を扱わない構えは割り切りすぎに感じる場面がある。関係性の側は 1兆ドルコーチ や 恐れのない組織 で補うと釣り合う。伝え方の手順は フィードバック入門 に。
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